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「惑星ソラリス」を見た。”SFという殻をかぶった哲学映画”【ネタバレあり】

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何でもいいから宇宙モノ映画を見たい衝動がたまに出る。
その日は本当に何でも良いから「ジャケ借りしよう」と「惑星ソラリス」と言う作品をレンタルショップで選んだ。


「惑星ソラリス」

ジャンルとしてはSFだが、タイトルでもある「惑星ソラリス」が感情を持った海(星)であること以外は特に言及されず、地球から見てどれくらい遠くにある星なのか、大きさはどれくらいなのかなど一切分からない。

ソラリス自体の描写も「海」と「霧」以外何も無く、あくまで衛生ステーション内で起こる人間の感情を弄ぶかの様な不可思議な現象とどう向き合うかという人間心理のみを重点的に描いている。

いや、それが悪いと言っているのではない。それが良いのである。
宇宙とは現在の人間の思考で理解できるはずも無いのだから、映像で再現できる範疇のものは、たかが知れているのかもしれない。(この映画の制作年を考えても)
知識と常識で対応できない自体に遭遇した場合、

「自分自身で何を考え、何を良しとするのか」
答えは、「選んだ選択肢全てが答え」であり、善も悪も無いのである。

僕が作家として考えている宇宙の最終地点も物質が存在しない「記憶」だけの世界。
恐れ多いが共感を感じる物もあった。

 

【追記】

45年前の作品とは思えないバランス感と言うか、古さはほとんど感じられないし難しい事を伝えようとしているのにブレない意思の強さを感じる。

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