HARMONISM

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「大阪好き-OSAKAZUKI」


※画像、もしくは画像下の数字をクリックで次の作品に進みます。

個展「大阪好き-OSAKAZUKI」で発表した写真作品。

■コンセプト
「なんでそんな所撮るの?」

ここ数年で外国人観光客が急増した大阪。何が面白いのか、彼等は僕達が普段目に留めることのない光景をスマートフォンに収めている。
どこを見ているんだ貴方達は。もっと面白い光景があるだろうに。

そんな疑問から、頭をカラにして白目を向きながらシャッターを切りました。僕自身はこの作品群を面白いとは思っていない。だからこそ海外から見た大阪の魅力の再発見に繋がると思う。
今回の展示はCGの様にも見える劇画調のレタッチ処理を施した大阪の光景を公開します。
僕は大阪が好きです。貴方も大阪が好きでしょう。

■海外写真投稿サイトでの実験
上記のコンセプトのもと、無心でシャッターを切った作品群を海外写真投稿サイトと自身のfacebookにアップロードし、作品一つ一つに対し海外からの評価と日本人からの評価を比較する実験を行った。
結果としては、僕自身の評価、日本人からの評価、海外からの評価は全て異なる物となった。

僕自身の評価が高い物は、やはりレタッチの工程で時間をかけた物である。時間をかけるかけないの判断基準は恐らく僕が普段思い描く構図と陰影に近いものだろうと思う。
この辺りに関しては、僕自身の女性の好みやフェチと同じで僕自身にかわからない事である。よってたいした意味を持たない。

続いて日本人からの評価が高い物は、被写体となる風景を「知っている」物に集まる。
これは単純にSNSの特徴である「共感できる物」に集まっていると考える。
もしくは単純に構図が美しい物に評価が集まった。

最後に外国人からの評価が高い物。
それは、どう見ても何の変哲も無い街の光景であった。
予想していた以上に何でもない物ばかりが評価されて最初は戸惑いはしたが、写真投稿を続けた事と、個展の開催で「何が外人に受けるのかな?」という疑問を来場者と共に考える事で少しずつ形が見え始めた。

実は単純な事だったのだが、大阪に比較的多い、派手な看板が密集している作品は海外からの評価が高い事が多かった。
そこはやはり「日本語、漢字」に対して外国人が興味を持ちやすいと言う事なのだろう。

しかし、それらの要素は、中国や台湾等、同じアジアの国々も同じなのでは?という考えが生まれた。
恐らく、僕らが南米とアフリカに住む黒人の方々を見分けられない様に、アジア圏外の人々は日本人、中国人の顔や街を見分けられないのだろうが、色々な仮説を立てて行き、今の所、大阪らしさを感じる要素はこれなのではないか。と言う部分は

「おびただしい数の看板が多く存在しているが、それが一定の方向性やグリッドにそってある程度整列している」
という所に落ち着いた。

正直、まだわからない事だらけである。

しかし、「インバウンド」という言葉に呑み込まれて「何も手を加えなくてもそのままで魅力的な景観・建物」がニューヨークや東京のコピーの様に改造されて行くのは財産を自ら失って行く事になるのでは?と感じている。
個展を経てこの作品と実験は一応完了。と言う事になるのだが、大阪を愛する一個人として、大阪の作品は創り続けて行こうと思う。

小島和人ハモニズム。